こどもの食べむら、バランスよく食べたいですよね

不快に感じているのは味?感覚?それとも見た目?

一般的に舌の感覚は、大人よりも子供の方が敏感であるとよく言われています。そのため、大人になったら食べられるようになった、という事がよくあります。味にしても、食感にしても、ちょっとした違いで好き嫌いが変わると思ってもらえれば十分かと思います。

嫌いなものは食べさせない、という考え方

こどもが苦手なものを食べさせるのは、本当に難しいです。ご飯にまぜたらいいのか、細かくわからないようにすればいいのか、コレがだめならアレにしよう、と創意工夫の繰り返しです。骨が折れます。そういった苦労も承知したうえで保護者さんによっては「苦手なものは出さない(食べさせない)」という方針の方もいらっしゃいます。「嫌なものを無理やり食べさせたくない、いやいや食べて欲しくない」ごもっともな意見です。「好き嫌いが激しくこれなら食べてくれる」というものはついつい出してしまいますよね。かと言っておかしばかり食べるのは栄養が偏ります。

濃い味を食べると、薄味が苦手になる

子供達は味の濃いものが大好きですよね、ハンバーグ、唐揚げ、チャーハンなど特に洋食が多いですかね。味が濃いものは調味料(塩分、糖分など)が高く、過剰に取りすぎることになります。ご飯などもふりかけをかけないと食べれないという子供も実際にいます。だしの旨味がしっかり感じられるような和食がやはり一番おすすめです。

食事に集中して楽しい時間に

保育園でも給食の時間を「楽しく食べる」ということを大事に考えています。ふざけて食べるのではなく、きちんと食事に集中して、「これは何かな」「どんな味がするのかな」といったように興味を刺激しながら食事をとります。完食することを目指す園もあれば、楽しく食べる園もありますが、「給食=苦痛な時間」となるとこどもの食が進まないのは目に見えています。

あるある 給食でバランスのいいメニュー食べているから・・・

給食だけでもバランスのいい食事が食べられて助かる、という保護者の声をたくさん聞きます。だって夕方こどもを迎えに来てから、家に帰ると家事が忙しいんですもん。きちっとバランスのいい食事を作ってあげたいけど時間がないんだもの、という声が聞こえてきそうです。とても気持ちはわかるのですが、だから家のメニューはいいかってならないでくださいね。

あるある 食べては動き回るこども

口に入れては歩いて遊んで、戻ってきてはご飯を少し食べてまた歩き回る、食べて歩き回るのは園ではもちろん推奨していません。発達に遅れがある場合は、原因が別にあるので、そういった子供に対するアプローチは別に考えます

保育士と保護者を応援する「はせやん」こと長谷川裕(はせがわひろし)・エールエイド【Yellaid】

京都市左京区生まれ&育ち、 仕事は保育園の経営と保護者・保育士支援をしています。 「保護者と保育者の信頼関係」がこどもの成長に一番大切と考え、「保護者と保育者をつなぐアンケート」を全国に展開中。少子化の中で保育園としては、保護者満足が経営上の最大力点です。世界が幸せでありますように。

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