慣らし保育の意味と重要性

こんにちわ。

保育園にこどもを預けると、本来の保育時間よりも短い時間から段々と時間を伸ばしていくのを慣らし保育と言います。

子供にとっては、今まで家庭などで過ごしていたのが、保育利用をはじめると同時に環境が変わるという一大事です。

自分が知らない場所に置いていかれるのですから、大人でも、見知らぬ土地に連れて行かれて、知らない人に囲まれるなんて、想像しただけで恐怖ですよね。

慣らし保育という言葉のとおり、保育園の場所と人に慣れていくというのが慣らし保育の目的ですが、その進み具合は個人によって違います。比較的に色んな場所にいった経験があったり、祖父母に預けられて大人と離れる経験を既にしている子供は「迎えに来てくれる」ということが理解できていることが多いため、慣らし保育は早く進む傾向にあります。

一方で、お父さんお母さんにとっても、離れる時に泣いている我が子を置いて行くことに後ろ髪をひかれる方も多いはずです。自分のもとから離れて、保育園でどのように過ごしているのかな、泣いているのか、楽しく遊んでくれているのかな、不安な気持ちも多いでしょう。

様々な家庭や仕事の事情で何日までに慣らし保育を終わらないと、仕事に復帰できなくて困るというお話もたくさん聞きます。もちろん保育園としても、その子がいち早く園に慣れてくれるように関わっていますが、保育園に通い始めてすぐに体調を崩すという事もあるあるです。

ぜひこれから保育園を利用しますという方は、「慣らし保育は少しのびるかもしれないな」と思っておいていただけるといいのかなって思いました。

こどもの気持ちを尊重しつつ、保育園にスムーズに慣れることができるように、周りの方に協力してもらいながら、普段知らない場所や人に慣れておくのもいいかもしれませんね。

ただ、一部の意見として「慣らし保育が一ヶ月以上続くので困る」という意見を伺ったことがあります。「まだこどもが慣れていないから」と保育園の慣らし保育が終わらない場合は、一度行政の窓口などに相談してもいいかもしれません。食事のこと、睡眠のこと、慣れにくいこどもも実際いるのですが、保育園と保護者のあいだでしっかり話しながら進められたらそれが理想です。

今日はここまで。

保育士と保護者を応援する「はせやん」こと長谷川裕(はせがわひろし)・エールエイド【Yellaid】

京都市左京区生まれ&育ち、 仕事は保育園の経営と保護者・保育士支援をしています。 「保護者と保育者の信頼関係」がこどもの成長に一番大切と考え、「保護者と保育者をつなぐアンケート」を全国に展開中。少子化の中で保育園としては、保護者満足が経営上の最大力点です。世界が幸せでありますように。

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